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第3回 デコレメールテンプレートについて

ワープロでの挨拶文の作成やエクセルで行なう会計処理など、自分でイチからすると大変な作業でも、市販のテンプレートを使用すればすぐに済んでしまうことがあります。
テンプレートは、利用者から見れば、わずかな費用で大きな時間を節約できるものですし、提供する側から見れば、収益をあげることのできる商材となります。




今回は、デコレメールのテンプレートについて解説します。
テンプレートの構造や、使用可能なタグについて解説したあと、オーサリングツール(※)を使用して実際にテンプレートを作るところまでを紹介したいと思います。

※2014年3月をもちまして、オーサリングツール「デコレメールツール」の配布は終了しております。

携帯は操作性が勝負!!
インターネット上に無数に存在するWebページの実体は、拡張子が「htm」か「html」のHTMLファイルと呼ばれるテキストファイルです。
(ページが動的に生成される場合は、「php」など、ほかの拡張子になっていることもあります。)

HTMLファイルは、タグと呼ばれるコマンドを使用して記述されています。
タグには、レイアウトや装飾を行なうためのもの、画像などの外部ファイルの参照を行なうためのものなどがあります。

PCでHTMLファイルを作成する場合は、テキストエディタを使用して直接タグを記述していく他に、HTMLエディタと呼ばれるソフトを使用してレイアウトをしながら作成する方法もあります。

携帯電話の場合は、小さい画面とわずかなボタンしかありませんから、利用者にタグを記述させたりレイアウトを行なわせたりするのは現実的ではありません。 メールの本文を打つだけでもけっこうな手間ですから、ちょっとした時間を利用してメールを送りたい人や、携帯の操作になれていない人にチマチマとした作業をしてもらうことは期待できません。

そのような面倒を利用者に押しつける必要はありません。テンプレートと呼ばれる雛形のファイルを提供することで話が簡単になります。
デコレメールを送る際に利用者は、好みのテンプレートを選択し、それに本文を書き加えて送るという簡単な操作だけ行ないます。

何を選択するかで個性を表現する時代
ファッションを含め、若者文化では、何を選択するかで自分の個性を主張するようなところがあります。 どのような服を着るか、どのような音楽を聴くか...等々は、その人の個性を示すものです。
もちろん、自分で何かを創ることが一番ですが、たとえば、着うたを考えてみてください。 イチから自分で作曲して録音などしていられません。
そうではなく、無数にいるアーティスト、曲の中から自分の好みのものを選択し、周りの人とは違った曲を着信音にしているというだけで、 十分、独自性を発揮していることになります。
このような「選択による自己表現」は、現在のコンテンツビジネスの原動力にもなっています。
デコレメールの場合も、本文の内容はもちろん、どのようなテンプレートを選ぶかということも、自分を表現する手段の1つになっていると言えます。 デコレメールのテンプレートは、あらかじめ幾つかが携帯に用意されていますが、後からダウロードして追加できるようになっています。仮の本文が入っていて、書き換えることが前提なので、テンプレートと呼ばれますが、未完成というわけではなく、そのままでも送れる状態になっています。すでに完成された状態にありますから、利用者は、テンプレートに画像や音声を加えたり、レイアウトを行なったりする必要はなく、決められた位置に、本文のテキストや絵文字を書き加えることだけを行ないます。
賢い上司は部下の仕事の内容も知っている!?
前述のように、テンプレートはタグを使用して記述されています。PC用のHTMLファイルとの違いは、画像、音声などのデータの持ち方です。PC用では、画像、音声などのデータがある場合、データファイルが別にあってそれを参照する形になっています。
これに対して、デコレメールでは、画像、音声などのデータがテンプレートファイルに内包される形になっています。タグの記述だけであれば、ある程度意味を理解しながら行なえますが、データはエンコードした形でファイルに埋め込むため、人間が見ても意味不明なものとなっています。
使用する素材、レイアウトなどを指定すれば簡単に作成できるようになっており、自分で1つ1つタグを記述していくような方法はとりません。しかし、少し凝ったことをしたいとか、工夫を加えて独自に何かしたいとかいうことになると、やはり、内部的な構造や仕組みを知っておいたほうが良いこともあります。ということで、ここでは最小限必要と思われるテンプレートの構造やタグについての知識を紹介したいと思います。