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参照:
説明
インタフェースの概要 | |
AddressBook | アドレス帳を扱うためのインタフェースです。 |
AddressData | アドレスデータを扱うためのインタフェースです。 |
DataElement | ネイティブシステムに保持される電話関連情報リストの1要素であるデータオブジェクトを扱うためのインタフェースです。 |
DataEnumeration | DataElement オブジェクトの列挙用インタフェースです。 |
MailData | メールデータを扱うためのインタフェースです。 |
PhoneData | ネイティブシステムに保持される電話関連情報リストを扱うためのインタフェースです。 |
ReceivedMailBox | 受信メールボックスを扱うためのインタフェースです。 |
SentMailBox | 送信メールボックスリストを扱うためのインタフェースです。 |
クラスの概要 | |
CallInfo | 通話情報を扱うためのクラスです。 |
DataElementFactory | 電話関連情報の1要素を扱うデータオブジェクトを新規に生成するためのクラスです。 |
PhoneDataConnector | ネイティブシステムに保持される電話関連情報リストを扱うためのクラスです。 |
ネイティブシステムに保持される電話関連情報を操作するためのクラスおよびインタフェースを提供しています。
電話関連情報には、アドレスデータやメールデータなどの個人に関する情報と通話情報などの電話に関する情報があります。
Javaアプリケーションは、電話関連情報を複数の要素を持つリスト形式で管理します。
電話関連情報のリストを扱うためのフィールドやメソッドはPhoneData
インタフェースに定義されています。
電話関連情報リストは3種類あり、それぞれを扱うためにPhoneData
インタフェースを継承したインタフェースが用意されています。電話関連情報リストは、PhoneData
インタフェースを継承したインタフェースを実装したオブジェクトに保持されます。
以下にそれぞれの電話関連情報リストとリストを操作するためのインタフェースを示します。
電話関連情報リスト | 内容 | インタフェース |
---|---|---|
アドレス帳 | 個人情報のリスト | AddressBook |
受信メールボックス | 受信済みのメールのリスト | ReceivedMailBox |
送信メールボックス | 送信済みのメールのリスト | SentMailBox |
電話関連情報リストの1要素であるデータは、アドレスデータとメールデータの2種類があり、それぞれDataElement
インタフェースを継承したインタフェースを実装したオブジェクトに保持されます。
以下に電話関連情報リストが保持するデータとデータを操作するためのインタフェースを示します。
電話関連情報リストデータ | 内容 | インタフェース |
---|---|---|
アドレスデータ | アドレス帳の1要素 | AddressData |
メールデータ | 受信メールボックス、または送信メールボックスの1要素 | MailData |
アドレスデータとメールデータをリストから取得する基本操作を以下に示します。
PhoneDataConnector
クラスのopenPhoneData()
メソッドの引数nameに取得するリストオブジェクトを指定して呼び出します。
openPhoneData()
は、戻り値としてAddressBook
、ReceivedMailBox
、またはSentMailBox
インタフェースを実装したリストオブジェクトを返します。
DataEnumeration
インタフェースを実装した要素を列挙するオブジェクトを取得します。
DataEnumeration
のnextElement()メソッドによって電話関連情報リストの要素を列挙します。nextElement()メソッドは、戻り値としてAddressData
、またはMailData
インタフェースを実装したデータオブジェクトを返します。
データオブジェクトの種別は、電話関連情報リストによって決まります。
openPhoneData()
メソッドに"AddressBook"を指定して取得した場合、列挙されるデータオブジェクトはAddressData
インタフェースを実装したオブジェクトとなります。
openPhoneData()
メソッドに"ReceivedMailBox"または"SentMailBox"を指定して取得した場合、列挙されるデータオブジェクトはMailData
インタフェースを実装したオブジェクトとなります。
delete()
メソッドに削除するデータオブジェクトを指定して呼び出します。ただし、アドレスデータは削除できません。
close()
メソッドによってリストを閉じます。
以下にアドレスデータを取得する例を示します。
// アドレス帳オープン AddressBook ab = (AddressBook)PhoneDataConnector.openPhoneData("AddressBook", 0); // アドレスデータを取得 DataEnumeration de = ab.elements(0, 10, 0); AddressData ad = de.nextElement(); // 名前を取得 String name = ad.getString(NAME_INFO, 0);
以下にメールデータを取得する例を示します。
// 受信メールリストオープン ReceivedMailBox rb = (ReceivedMailBox)PhoneDataConnector.openPhoneData("ReceivedMailBox", 0); // メールデータを1件取得 DataEnumeration de = rb.elements(0, 1, SORT_ASCENDING); MailData md = de.nextElement(); // メール本文を取得 String body = md.getString(BODY_INFO, 0);
AddressBook
インタフェースは、ネイティブシステムのアドレス帳の設定を取得するメソッドを提供します。
ネイティブのアドレス帳は、アドレスデータを分類するグループを登録することができます。グループは番号によって管理されますが、それぞれのグループに名称をつけることもできます。
getGroupNoList()
メソッドによって、アドレス帳に設定されているすべてのグループ番号を取得することができます。取得したグループ番号を引数に指定してgetGroupName()
メソッドを呼び出すとグループ名を取得することができます。
1件のアドレスデータには、複数の電話番号とメールアドレスを登録することができます。登録できる件数はネイティブシステムに依存します。登録できる電話番号の件数はgetPhoneNumberMaxCount()
メソッドによって、登録できるメールアドレスの件数はgetMailAddressMaxCount()
メソッドによって取得することができます。
アドレスデータを新規に作成する場合、DataElementFactory
クラスのcreateAddressData()
メソッドを呼び出してAddressData
オブジェクトを生成します。その後AddressData
インタフェースのメソッドにより各項目の値を設定します。
作成したアドレスデータをアドレス帳に登録する場合は、openPhoneData()
メソッドによって追加するアドレス帳を開き、AddressBook
オブジェクトのcreateElement()
メソッドによってリストに登録します。
以下に例を示します。
// アドレスデータ新規作成 AddressData ad = DataElementFactory.createAddressData(); // アドレスデータに情報設定 ad.setInt(MEMORYDIAL_NO_INFO, 0, 0); ad.setString(NAME_INFO, 0, "sample data 1"); ad.setString(PHONE_NUMBER_INFO, 0, "012-345-6789"); // アドレス帳オープン AddressBook ab = (AddressBook)PhoneDataConnector.openPhoneData("AddressBook", 0); // アドレスデータをアドレス帳に登録 ab.createElement(ad);
メールデータを新規に作成する場合、DataElementFactory
クラスのcreateMailData()
メソッドを呼び出して、MailData
インタフェースを実装したオブジェクトを生成します。その後MailData
インタフェースのメソッドにより各項目の値を設定します。
作成したメールデータを送信する場合は、MailAgent
インスタンスを取得し、メール送信処理を待ち受けるためのメールリスナーを設定してsend()
メソッドを呼び出します。
以下に例を示します。
// メールデータ新規作成 MailData md = DataElementFactory.createMailData(); // メールデータに情報設定 md.setString(TO_ADDRESS_INFO, 0, "to_address@sample.ne.jp"); md.setString(SUBJECT_INFO, 0, "sample mail"); md.setString(BODY_INFO, 0, "sample mail infomation"); md.setInt(MAIL_TYPE_INFO, 0, MAIL_TYPE_SUPER); // MailAgentインスタンスを取得 MailAgent ma = MailAgent.getInstance(); // メールリスナー設定 ma.setMailTransportListner(this); // メール送信 ma.send(md);
Javaアプリケーションは、CallInfoクラスにより以下の通話情報を取得することができます。
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